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高円寺「ぽえむ」---喫茶店マニアイチオシの名店 [喫茶店・レストラン・カフェ]

私は中学一年の時からの喫茶店マニアで、昔は、ありとあらゆる喫茶店を探索して楽しんでいましたが、近年は、「ここぞ!」 と納得できた店に通い詰める派のマニアです。
店員さんに顔を覚えていただいたり ミルクや砂糖は入れないことを覚えていただいたり お気に入りの席を覚えていただいたり・・・・・・・そういった事に、「あぁ、自分はマニアだなぁ~」 と悦に入るようになりました。

そんな私が 最近、最も足しげく通っている喫茶店に 高円寺の「ぽえむ」があります。
----ぽえむは、フランチャイズのチェーン店ですが、ドリンクメニューは同じであっても フード&スイーツメニューやBGMや接客方針は店店により異なり、限りなく個人経営店に近い 個性溢れるチェーン店です。
高円寺ぽえむ.JPG
何故、私が最近 高円寺ぽえむに通い詰めているかというと----
そのきっかけとなったのが、BGMが 私の大好物のブルースや60Sロックである場合が殆どだと気づいたからです。
高円寺ぽえむには 二十年近く前から ごくたまに行ってはいたのですが、いつも手前側のスペースに座り、そこはBGMが聴こえなく、わりと最近 初めて奥のスペースに陣取った時に、そういう音楽が流れていると知ったのです。
飲み屋さんならいざ知らず、純然たる喫茶店で オールディーズではなくこのジャンルを流しているというのは 極めて稀です。
この要因によって、私は、「高円寺ぽえむに通ってみよう!」 と思いました。

通い始めて観察していると----、店員さんの接客態度が実に見事です。
言葉も所作も静かで丁寧で、私がブラックで飲む事をすぐに覚えてくださり、入店時に、「いらっしゃいませ!」に加えて 「こんにちは!」 と仰ってくださる事も、礼儀を重んじる中にも親しみがこもっていて とても好感が持て、思わずこちらも、「こんにちは!」 と返さずにおれなくなります。
営業時間が長く定休日が少ないので、店員さんは幾人もいらっしゃるのですが、どの店員さんもきちんとしておられて ガッカリの時間帯・曜日がないです。
高円寺ぽえむ1.JPG
そして、ぽえむは100種類のコーヒーがある事がウリなくらいですから、コーヒーのお味も最高です。
ブレンドだけでも何種類もあり、私は、「チョコレートのような香りのする」 と説明書きの添えられた 「ダビンチ」というのを所望する事が多いです。
長時間居て、「もう一杯飲もう!」 という場合は、せっかくだから違うものをと、「フレンチロースト」を頼みます。
こうして二杯飲んで、味や香りの違いを楽しむのも一興です。
又、夕方以降 カフェインの強いものを摂れない時間帯には、紅茶やジュース類も充実しているために、何を飲もうか困らないのも気が効いていてありがたいです。

内装は、レンガと茶色の木造りで、あちこちにクオリティの高い抽象の水墨画が飾られ、決して広くはないながらも 心地良く落ち着ける空間です。
黒板には店員さん手書きのメニューがイラスト付きで描かれ、ここにも 店員さん達のやる気とお客さんを迎える気持ちの温かさがうかがえます。

と、先日----
高円寺のアーケードをぷらぷらと歩いていたら、後ろから早足で追い越し 振り返り にっこり会釈する若い男性がいました。
マスクをされていたので、一瞬 誰だか解からなかったのですが、もう一度会釈をされた瞬間、「あぁ!」 と解し、私も笑顔で会釈を返しました。
----高円寺ぽえむの店員さんだったのです。
店の外で常連客に逢った時にも すかさず挨拶する・・・・・・
これこそ、接客業のカガミだと感服しました。
人混みにまぎれてゆく店長さんの後ろ姿を眺めながら、「これから より足しげく 高円寺ぽえむに通おう!」 と、私が心に誓ったのは言うまでもありません。

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いろいろなカクテル [写真]

いろいろなカクテル.JPG

近所に在る カクテルがウリと思われるバーの ちょっと凝った看板。
「ウチにはこんなにお洒落で様々なカクテルがありますよ!」というアピールが、この一枚の看板だけで伝わってきやすね。
撮り帰った後、pcで ネガ加工したりコントラストを強くしたりブルーのトーンをかけたりして、あっしなりの作品になるよう仕上げやした。

カクテルといえば・・・・・
30才くらいの時、行きつけの小さなバーで シェイクレシピでカクテルグラスに入り マラスキーノチェリーの沈められたカクテルを傾けていたら、隣の席に大学生くらいのカップルが来やした。
と、女の子のほうが男の子に、あっしの飲んでるカクテルを指し、「アタシもあーいうの飲みたいー!」と 男の子の腕を抱え込むようにしてもたれやした。
すると男の子は「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。
どうしていいのか解からないのか、無言のまま前を向いて固まってしまいやした。
なんで あっしかバーテンダーさんに、「これは何というカクテルですか?」とか 「こちらにもそれと同じものをお願いします」とか言えないかなー? と、あっしは首を傾げてしまいやした。

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ブルースに疎いぼんぼちの語るサニーボーイ・ウィリアムスンⅡ [感想文]

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私は、きちんと音楽理論を勉強したわけでも マニアというほど明るいわけでもありませんが、「好きな音楽ジャンルは何?」 と問われると 迷わず、「戦前からシカゴ時代までのブルース」 と答えます。
「では、その中で特に好きなミュージシャンは誰?」 と踏みこまれると、やはり迷う事なく 「ミードルクス・ルイスとサニーボーイ・ウィリアムスンⅡ」 と返します。
ミードルクス・ルイスは、戦前から戦後にかけての代表的なブギウギピアニストで、彼については以前 このブログで紹介させていただいたので、今日は、サニーボーイ・ウィリアムスンⅡについて 綴らせていただこうと思います。

サニーボーイ・ウィリアムスンⅡは、1899年生まれらしく(らしく というのは、この年生まれの説が最も有力で いまだに正確には不明だからです)、そして 主に1950年代初頭から1965年まで活躍し、シカゴブルースの土台を築いた一人と言われている 名ハーピスト(ハーモニカ奏者)&シンガーです。
名前の最後に付いている「Ⅱ」というのは、同姓同名のブルースハーピスト&シンガーがもう一人いて、その人と区別するために 後年になって付けられたものです。
両者の間に血縁関係や師弟関係はなく、Ⅱが「Ⅰのようになりたい!」といった願望から 同名の芸名にしたようです。
ですから、時代がくだってから編集されたものを除くと、発売されているレコードは勿論、CDもレコードのジャケ写を縮小コピーしたものですから、ⅠもⅡも単に、「サニーボーイ・ウィリアムスン」名義になっていて、ご本人の顔写真が印刷されていない盤もあるので、ちょっと調べないと判別しづらいです。

さて、その私の好きなほうのサニーボーイ・ウィリアムスンⅡ、どんな音を出していた人か というと、とにかく「渋い!」の一言に尽きます。
低めのしゃがれ声で、時に語るように 時に叫ぶように歌う。 けれど決して 腹の底から地面を揺さぶるように吠えたりはしない。
ハープも、肺の空気ありったけを使ってプヒーーーーーーーーーッ!!!とは演らない。 プヒプヒプヒプヒ プヒーーーッ!ってな感じです。
シカゴブルースと一口に言っても様々なわけですが、私は個人的には、彼くらいの「押し過ぎなさ」「引き過ぎなさ」が最も嗜好にしっくり来、至福の心地良さを感じてしまうのです。

後にロック界で世界的にメジャーになるアニマルズやヤードバーズとも 1964年に渡英した際に共演していて、その時のライヴはレコードやCD化されて遺されていますが、若きアニマルズやヤードバーズが いかに当時のブルースにリスペクトしていたかや ブルースからロックへと変遷してゆく様が手に取るように解かって、彼らとの共演も、ブルース史・ロック史に於いて 非常に貴重で有意義なことだったと 思わずにはおれないものがあります。

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サニーボーイⅡは、1965年まで仕事をしていた人でしたから 映像も幾つも遺されていて、それを観ると、聴かせることのみならず「観せる」ということに関しても とても心を砕いていたのが見て取れます。
先ず、お洒落です。
長い手足にバッチリ似合ったスーツに山高帽、肘にはステッキを下げての登場です。
そして、ハープの吹き方には 目が釘付けになります。
ノッてくると、両手をハープから離し、ハープをほぼ口の中に入れてしまい 口をモゴモゴと動かすことで音程を調節するのです。
のみならず、今度は 鼻でも吹き始めたりするのです。
それらの様子が、ユーモラスで楽しくて実に見事!
何というエンターテイメント性の高さ、サービス精神旺盛なアーティストなのでしょう!
私は最初、彼のファンになった時点では 音源だけしか知りませんでしたが、何年か経って映像を観て、「熱烈な」という形容の付く大ファンにならずにはおれませんでした。

彼は又、大の大酒飲みで、「これ以上飲むと死ぬぞ!」と 医者から宣告されていたそうですが 聞く耳持たずに飲み続け、晩年は、ステージの上に空き缶を置いて プレイの合間合間に缶の中に血を吐いてはステージをこなしていたそうです。
何というプロ根性でしょう!

そんなサニーボーイⅡ、1965年に ついに心臓発作で亡くなってしまいます。
精神的に 酒を飲まずにはおれないものが彼の中にとぐろを巻いていたのでしょうが、こういった点からも、如何にもブルースマンらしいブルースマンであったと、私は、ブルースに疎い者ながらも 深く頷いてしまいます。
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藍色の花 [写真]

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ファッションビルの壁面の壁紙の一部を撮り ネガ加工したものでやす。
結果、色彩も構図もまとまったものになったので公開しやす。

この写真、自分で見ていて「なんだか春先のワンピースの柄みたいだなぁ」と思いやした。
袖にもスカート部分にもたっぷりとシフォン素材の生地を使ったような。
やはり、春にこそ着たい柄と秋にこそ着たい柄ってありやすね。

そういえば昔、秋口にスプリングコートを着ていたら、親しい40代の女性に、「ぼんぼちちゃん、それってスプリングコートだよね? 秋にも着ていいの?」って聞かれたことがありやす。
そのコートの色合いは春にも秋にも合う色合いだったので、「この色ならこの季節でも合うと思います」 って答えたら、「えー、でもスプリングコートだよね?」って 釈然としない顔をしてやした。
どうやら、スプリング=春 だから、春だけに着るコートだと思われていたようでやす。
傍であっしらの会話を聞いていたその女性のご主人が、「お前、バカだなぁ~バカだなぁお前・・・・」と 笑い転げてやした。

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ピンク映画のステカンの思ひ出 [独り言]

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以前からしばしば私は、「3才から9才まで米軍基地の在る町に住んでおり、基地の在る町特有の様子というものを 当たり前のこととして過ごしていた」 と書いてきた。
ある程度の年齢になってから、それが全国区的には少数派だったと知ったのだが、「あー、あれも少数派だったな」 と 今になって思い当たる事が もう一つある。
----町のあちこちに、特に小学校の通学路付近に、常にピンク映画のステカンがズラズラと立てられていた事である。

ピンク映画のステカン----裸のおっぱいの大きな女の人が、眉間に苦悩の表情を浮かべたり のけぞっていたりする写真が、子供の背丈より高い 目の粗い布の貼られた木枠の看板に いかにも!なタイトルが添えられて 電柱にくくりつけられている あれである。
何週間か毎にその写真は変わったが、必ず女の人の乳首の所が黒い星で隠されていたのが 印象深かった。
タイトルがどんなものであったかは憶えいてない。 おそらく 漢字で読めなかったので記憶に残っていないのだと思う。
----町内に、ピンク映画専門の映画館があったのだろう。

私達小学生は、その黒星の二つ付いたステカンのズラズラと並ぶ道を 蟻列のごとく 登校・下校していた。
けれどステカンを指さして、わーわー騒ぐ男の子も キャーと目をそむける女の子もいなかった。
子供達誰もが、米屋や八百屋や魚屋の前を通り過ぎるのと同じように、当たり前の通学風景の一つとして 見るともなしに目に入るままに通り過ぎていた。
物心ついた時から既に 町のあちこちで目にしていたから、今更驚くようなことでもなかったのである。
「大人の男の人が喜ぶ映画、そういうものが世の中にはある」・・・・・・・それだけの感情だった。

通学路にピンク映画のステカンが並んでいる事に対して 親達が問題視していた といった話も、一度も聞いたことはなかった。
時代性もあっただろうし、米軍基地の在る町は決して品の良い町ではない、それを承知の上で住んでいる、という自覚が、大人達の間にあったのではないかと察する。

事実、問題視する必要など全くなく、ステカンを毎日目にしながら通学する私達は、心もすさまなかったし 常軌を逸して性に興味を抱くという事もなく、無邪気に学年を重ねていった。

一昔前、一部のお堅いお母様方が、「アダルトビデオの宣伝のチラシをマンションの郵便受けに投函する行為は 子供の教育上よろしくないから禁止してほしい!」 と訴えて その通りになったらしいが、私は自身の子供時代の体験を振りかえり、そんなに目くじらを立てるほどの問題ではないのではないか・・・・・・と 思わずにおれない。

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たくさんの数字 [写真]

写真・数字.JPG

どこで撮ったのかは失念してしまいやしたが、壁面に貼り付けられた たくさんの数字。
なんの意味も秩序もないこのいいかげんさが面白いな・・・・と思ったので 公開することにしやす。
あ、確か帰って pcでネガ加工したんで こういう色合いになったんだっけなぁ。

みなさんは、お好きな数字ってありやすか?
あっしは6が好きでやす。
何故かというと、1962年6月16日生まれだからでやす。
だから、博物館の傘立てや座敷の居酒屋の靴入れの番号は、空いてたら必ず六番を使いやす。
このブログの新記事更新時刻が6時なのも その理由でやす。
昭和だと37年生まれなので、あと丸一年早く生まれてたら も一つ6が付いて より6に思い入れ深くなれたのになぁ・・・・
ちょっとだけ残念・・・・・ちいぃぃぃっ!

タグ:画像 数字
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ケータイ音痴---知らないにもほどがある [独り言]

私の知り合いの七十代後半の御婦人に、「ケータイやパソコンのことは なーーーんにも解からないんです。 でもアタシは、他には人より劣ることや無知なことなんて何もないんですっ!」 と 胸をはっている人がいた。
ただ 家族からはガラケーを持たされていて、通話とメールだけは出来るようだった。

ある時、その御婦人が持っているケータイがドコモだったので、「ドコモを持っていらっしゃるんですね。 私はauです」 と言ったら、「あら! ドコモもauもソフトなんとかも ぜーんぶおんなじよ」 と返ってきた。
私は「同じ」という意味を解しかね、「『同じ』というのは、どこの会社のケータイを選んでも 機能や料金にそう大差はない ということですか?」 と尋ねると、「いーえー、ドコモの中のauでドコモの中のソフトなんとかなのよ。 ぜーんぶみんなドコモの中だから同じなのよ」 という答えが返ってきた。
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私は内心 ちょっと呆れ、「ということは、私のこのauのケータイに不具合が生じた場合、ドコモショップに持って行けば直してくれる という意味のことを仰ってるんですか?」 と聞いてみると、「そーよー」と 当たり前といった顔をした。
私は、それは間違いであって正しくは云々と説明しようとしたが、「そんなのウソよ! だってアタシのお友達の○○さん(その御婦人と同世代)が『ぜーんぶドコモで同じなのよ』って言ってましたもの!」と 聞く耳を持たなかった。

又 ある時、私が、「ケータイ電話でもインターネットが出来るんですよ。 ネットをやるとありとあらゆることが調べられて本当に便利ですよ」 と教えると、その御婦人は、「いいえっ! 私はインターネットなんてやる必要はないんですっ! テレビのニュースは全チャンネル観ているし 新聞も何紙も読んでいるから インターネットをやってる人と同じだけの情報量は毎日得てますっ!」 と憮然と言い放った。
「ネットというのは、テレビや新聞とは比較にならないくらい膨大な情報量が詰まっていて しかも多方面からの見解を知ることが出来るんですよ」 と説こうとしても 「アタシの知識はインターネットをやっている人の情報量には負けません!」 の一点張りだった。

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それからしばらくして----
私のケータイに、未登録の知らないアドレスから、「お会いしたいです」 とだけ書かれたメールが来た。 件名は無し。
私は、どうせいつもの迷惑メールだろうと 無視をした。
すると、次の日も全く同じメールが来た。 その次の日も来た。
私は無視を続けた。
するとその次の日に、未登録の知らない電話番号から着信があった。 留守電には何も入っていない。
090で始まる番号だったのでケータイからである。
私は、未登録で留守電に何のメッセージも入れていない電話には折り返しかけないことにしているので これも無視をした。
すると、その次の日もその又次の日も、同じ番号からかかってきた。
何度目かにかかってきた時に 留守電にメッセージが入っていた。
「ぼんぼちさん、なんで、アタシが何度もメールしても電話しても 急にお返事くださらなくなっちゃったんですかぁ?」-----例の御婦人の声だった。

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私は、あぁ、ケータイを変えたのか、そういうことだったのか、と その番号にかけた。
御婦人が出た。
出るなり、突然 私からのメールの返信や折り返しの電話が来なくなったことを 縦板に水の如く文句を放った。
私は、「最近は、知らないメールアドレスや電話番号には返さない人が多いから、ケータイを変えたら先ず 名前を入れて その旨のメールや電話をしないと 相手には誰だか解かりませんよ」 と言った。
すると御婦人は、「いぃえぇ~、機種変更はしましたけど メールアドレスも電話番号も変えてませんよ」 と平然と発した。
おかしいな?と思い、「では、ご自分のではない 誰か他の人のケータイからメールや電話をしましたか?」 と聞いた。
「いーえー、アタシの自分のケータイから メールも電話もしました」
「では、機種変更の他に新しいケータイも買って、今 二台持っていらっしゃいますか?」 とも聞いてみた。
すると、「いーえー、一台しか持ってません。 機種変更しただけです」 と言う。
ますますおかしいな?と首を傾げつつも 御婦人が、「ウチに遊びに来てほしい」 と言うので 次の日に行く事にした。
電話を切ると、「お待ちしています」 とのメールが、今までの登録してある御婦人のアドレスからきた。
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翌日----
御婦人のお宅に行くと、御婦人は 「いらっしゃいませー!」 と上機嫌で迎えた。
と----、テーブルの上にケータイが二台並べて置いてある。
今まで使っておられた機種と新しいものである。
私は、あー、機種変ではなく新しいケータイを買い加えたんだー と事を理解し、「なーんだ、機種変更はしないで新しいケータイを買ったんじゃないですか! 昨日、電話でお話したように 変えたら変えた旨を伝えないと 相手には誰だか解かりませんよ」 と言うと、急に声を荒だて、「いいえっ! この二台は一台なんです! 全く同じなんですっ!」 と奇妙なことを言った。
「この二台はメールアドレスも電話番号も同じなんですっ! こっちの(新しいケータイ)にも ぼんぼちさんやお花のお仲間や親戚や家族のメールアドレスと電話番号を入れてもらったんですっ! こないだ娘が店でやってくれたんですっ! だから、アタシがメールや電話をした時にはそちらのケータイにアタシの名前が出る筈ですっ!」

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私はここまで知らないものかと呆れ返り、「それは電話帳のデータを新しく買い加えたケータイに入れたというだけのことでしょ。 だからって、メールアドレスや電話番号まで同じにはなりませんよ。 個人で所有するケータイに二台同じアドレスや番号というのはあり得ませんよ」 と さすがにイラッとしながら教えると、「娘が店でやってくれたんですっ! だからこの二台は何もかも同じなんですっ! 二台で一台なんですっ!」 と、怒鳴るように言い張った。
私は、溜息しいしい、「それなら試しに、その二台のケータイから それぞれ私のケータイに メールと電話をしてみてくださいな。 違うアドレス 違う番号が表示されますから」 と出た。
と、「そんなことしてみる必要ありませんっ! おんなじなんですからっ! そんな変なこと仰ると警察呼びますよ!」
近所中に響き渡るほどの大声で叫んだ。
「警察呼びます! 警察呼びます! 警察呼びます! 警察呼びます!・・・・・・・」
発狂したように繰り返し叫びながら 自分の部屋にかけ込み 家が壊れるんじゃないかというくらいの勢いで ドアをバーーーーーン!!と閉め、閉じこもった。

私は、深い深い溜息をつき、この御婦人とのお付き合いは 金輪際終わりにしようと誓った。

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モッズコートのセルフポートレート [セルフポートレート]

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約半年ぶりのセルフポートレートでやす。
被っているのは、愛して愛して愛し続けているモッズコートでやす。
18年くらい前に吉祥寺の古着屋で求めやした。
今回の撮影時は、和柄のTシャツとダボダボのワークパンツと編み上げブーツを合わせてやすが、60Sワンピースとヘッドドレスのような帽子でキメることもありやす。

モッズコートはデニム同様 ボロッとしているほうがカッコイイので、洗濯する時はあえてネットに入れずに 洗濯機でガラガラ洗ってやす。
もぅ 袖口のあたりがボロボロのチリチリで、古着が嫌いな人には眉をひそめられそうな年期の入り具合でやす。
着る物に対して並々ならぬ愛情を注ぐぼんぼち、これからも このモッズコート、愛して愛して愛し続けようと考えてやす。

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「ベスト&ノンストップ フィンガー5」を聴いて [感想文]

今日は、70S前半 日本中を席巻したジャパニーズソウル・チルドレングループ フィンガー5のデビュー40周年を記念したアルバム「ベスト&ノンストップ フィンガー5」の感想をつづりたいと思います。
フィンガー5のCDは現在 幾枚も発売されているのですが、何故 私がこのアルバムを選んだかというと、カバー曲がたくさん収録されているからです。
カバーは、その歌い手さんの実力が如実に反映されるので、どの歌い手さんのアルバムを求める時も、私は「カバーが一曲でも多く入っていること」を目安に選んでいます。

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フィンガー5がTVに登場するようになった頃、私は確か小学四年くらいでしたが、彼らの歌にまともに耳を傾けてみたことはありませんでした。
理由は----
私の父は若い頃 バイオリンニストで、クラシックだけでは食えずに、TVの歌番組のバックのオーケストラのアルバイトをしてしのいでいました。
が、それでも生活が出来なくなり、私が三才になった時に 音楽の仕事そのものも辞めたのですが、その後も、「クラシック以外は音楽じゃない! 特に流行歌の歌い手なんてみんな下手クソだ!」と憮然と言い放っており、私はそれを刷り込まれて育ったからです。
歌番組は観ていましたが、歌を聴くのではなく、ステージ衣裳のきらびやかさと好きなお顔の歌い手さんを観ることだけが目当てでした。

時が経ち 十八才になった時----
私は、FENから流れるチャック・ベリーと邦楽ではスパイダースとゴールデンカップスに衝撃を受け、父の流行歌全否定発言は、自身が本意ではないアルバイトをせねばならなかった事の屈辱感からくるやっかみであり 間違いだったと気づきました。
以降、ジャンル 時代 洋邦問わず、自分の嗜好に合いそうな音楽は 次々と聴いてゆくようになりました。
そして ふとしたきっかけで、最近 耳に留まったのがフィンガー5だったというわけです。

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アルバム全体の印象としては----
想像していたより遥かにソウルフルで、さすが沖縄出身で米軍基地を巡って歌っていたキャリアのあるグループだと感服しました。
それから、何よりも心をわしづかみにされたのは、変声期を迎える前の晃くんの 歌唱力の高さと素晴らしくよく通る声質の美しさです。
殊に、ルイス・ウィリアムズのカバー「ステッピン・ストーン」は、非常に黒っぽく、マイナーコードでありながらもノリが良く、冒頭近くの何小節かを次に繰り返す時に 表声で一オクターブ高く歌っている事に驚かされました。 「表声でここまで高音が出るのか!」と。
メッセンジャーズのカバー「気になる女の子」も、アップテムポでゴキゲンな曲調で、「アアン・アアン・ア~アアアアン・・・・」というスキャットが何とも可愛らしいです。
他には、ジャクソン5のカバー「愛はどこへ」、カーペンターズのカバー「イエスタディ・ワンスモア」などが、まっすぐに美声が伸び、聴いていてとても心地が良かったです。

「世の中で最も美しい声は、変声期前の少年の声・ボーイソプラノだ」と昔から言われ、ウィーン少年合唱団などはそれを証明し続けている存在ですが、ジャンル 発声法は違えど、今回 私は改めて そう言われ続けている事に深く共鳴しました。
ウイーン----がクラシック界の「天使の歌声」であるなら、変声期前の晃くんは ジャパニーズソウル界のそれだと唸らずにおれません。

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又、変声期というものについて このアルバムを聴いて初めて気付かされた事があります。
私は、変声期というのは、ある時 突然、小声でしゃべるのもままならないくらいにカラカラに声が出なくなり 何カ月かすると突如として出来あがった大人の男の声が出現するものだと思い込んでいたのですが、そうではないのですね。
じょじょに出る音域が下がっていって 最終的に大人の声に落ち着くのですね。
私は中学高校と女子校だったので、恥ずかしながらそういう事を全く知りませんでした。
ディスク1がほぼ時系列に沿った形で収録されていた事とDVDが付いていた事で よく解かりました。
変声期中の声だと オリジナルのバラード曲「悲しみの十字路」のあたりになると思うのですが、これは 少年とも青年ともつかず 中性的な魅力に溢れ、「何とセクシーな声なのだろう!」と惹きこまれてしまいました。
この時期の声も 寿命が短いだけに非常に貴重なものだと思いました。

シングルカットされたオリジナル曲にも 少し触れたいと思います。
「個人授業」 「恋のダイヤル6700」 「学園天国」 「恋のアメリカン・フットボール」 「バンプ天国」
これら一連の楽曲は、誰にも解かりやすくて 思わず一緒に口ずさみながらリズムをとりたくなる様 巧みに計算されて作られていて、歌謡ソウルの名曲といったところですね。
阿久悠氏 都倉俊一氏 井上忠夫氏といった 当時の売れっ子作詞家作曲家の起用によって、「この作品は売るぞ!」といったエネルギー 意気込みが伝わってきます。

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ディスク2は、DJリミックスという形がとられていましたが、面白くリミックスされていると感じる箇所と 「耳ざわりが良くないなぁ、元のフィンガー5の楽曲をもっと尊重してほしいなぁ」と眉をひそめてしまう箇所があり、個人的にはプラスマイナスの両面を感じました。

そういった点はあるものの、総じて言えば、私はこのアルバムを購入して本当に良かったと実感しています。
フィンガー5の歌う楽曲、当アルバムに収められていないものも これから積極的に聴いてゆきたいと考えています。


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十一月の向日葵 [写真]

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十一月になってもまだ 首をうなだれて立ち枯れていた向日葵。
ネガ加工してみたらぐっと寒々しい雰囲気になり、色彩と季節が一致し、作品として成立したので公開しやした。

この向日葵、写真からはよく解かりやせんが、添え木にくくりつけられているお陰でかろうじて立ってやす。
添え木を外してしまったら、瞬時にグシヤッと倒れてしまうこと必至でやす。
晩秋になってまで添え木をされて立たされていることが この向日葵にとって幸せなことなのか・・・・・ちょっと考えてしまいやした。


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